2021年5月 no.2
- 和泉 健太郎
- 2021年5月21日
- 読了時間: 2分

梅雨でございます。
九州北部の梅雨入りについて、過去最も早かったのは1954年の5月13日頃と記録されております。
その年に次ぎ、今年の梅雨入りは5月15日頃ということなので、平年と比べて約1ヶ月も早く雨の季節がやってきたことになります。
ちなみに、1954年の梅雨明けは8月1日ということで、早く始まったからといって早く終わるわけではないようです。
梅雨時期に体調を崩される方にとっては、本当に嫌な時期になりました。
梅雨時期の体調不良の一番の原因ですが、外環境の湿度が高まることで体内にも湿気(内湿といいます)が溜まりやすいということが挙げられます。
内湿が溜まると気の流れも悪くなり、【身体が重い】【気持ちが塞ぐ】【なにをするにも億劫】【肩がこる】【食欲がなくなる】【お腹を下す】【むくむ】etc…といった症状が現れます。
普段から上記の症状をお持ちの方は、この時期に症状が強くなり辛いのではないかと思います。
鍼灸には、【利湿】や【化湿】【除湿】といった内湿に対する治療が存在します。
東洋医学では、体内の水の動きをコントロールしているのは胃腸(実際には脾胃)の役割と考えています(これを運化機能といいます)。脾胃は湿気に弱いとされており、機能が低下すると水の流れをコントロールできなくなるため、内湿が溜まってしまいます。
つまり梅雨時期は、胃腸を整えることに意識を向けないといけないということです。
ジメジメ暑いからといって、冷たいものを食べたり飲んだりすると胃腸は更に弱るので、この時期にこそ温かい食べ物や生姜で胃腸を労う必要があります。
梅雨時期に体調を崩される方は、食生活に目を向けてみてはいかがでしょう。
あと、私が個人的に気をつけていることですが、梅雨こそ体を動かしてタップリと汗をかくようにしています。
そうすることで、体温の調節機構が活発になるので、気温変化や体感温度の変化があっても体がバテにくくなります。
夏にむけて体を整えておきましょう!
梅雨は雨が多くて気持ちが塞ぐ方が多いと思います。
ですが、雨が降ることで新緑は瑞々しく、草花の香りも強く感じることができます。
普段と同じ道を歩いていても、優しい光に包まれて目や鼻を楽しませてくれます。
五感を研ぎ澄まして梅雨を楽しく乗り切りましょう。
言い忘れておりました。。。
梅雨時期の身体のケアは是非当院で!!
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